寒紅梅酒造

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歴史ある蔵元「寒紅梅酒造株式会社」

寒紅梅酒造は安政元年(1854年)に創業しました。

旅人と伊勢神宮を結ぶ伊勢別街道沿い(三重県津市)に蔵を構える老舗の蔵元です。

わずか250石の手作りの蔵で、現在の杜氏は7代目の増田明弘氏です。

梅酒が主力商品でしたが、2010年を境に寒紅梅の日本酒が一気に開花しました。

増田氏の日本酒へのひたむきな思いで寒紅梅の快進撃が続いています。

寒紅梅と名付けられた理由

「梅の花は万花の魁をなして咲き、香り高く色美しく紅をさし、実に綺麗で爽やかである」

このような良い酒ができることを願って「寒紅梅」と命名されました。

銘醸「東一」蔵元の醸造責任者・勝木慶一郎氏の技術指導

寒紅梅酒造はその名の通り梅酒が主力商品でしたが、2010年に佐賀の銘醸「東一」蔵元の醸造責任者である勝木慶一郎氏に師事したことがきっかけで日本酒造りが一気に開花しました。

その後、世界最大規模の日本酒の審査会「Sake Competition」では毎年好成績を収め、2016年3月にはJAL国際線ファーストクラスとラウンジ(成田・羽田)のメニューに「寒紅梅 純米大吟醸 朝日」が採用されました。

酒造りと寒紅酒造株式会社のこだわり

増田氏の「ワインのように軽やかでキレのいい日本酒を造りたい」という思いから、こだわりを持った酒造りをおこなっています。

寒紅梅酒造の酒造りの工程とこだわりをご紹介します。

お米

原料の米は三重県産の山田錦をメインに使用しています。

精米歩合が35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%の7種類の酒米を使用することで味わいに幅のある品揃えを確立しています。

洗米・蒸米

洗米した白米に一定基準まで水を含ませます。

その後、白米を麹菌により糖化やすい状態にするため甑(こしき)で蒸し、仕込み予定温度まで冷やします。

蒸米は麹や酒母、もろみに使用されます。

麹室

蒸米を35℃程度に冷やした後、「種麹」という黄麹菌の胞子をふりかけ、麹室に運んで麹を作ります。

昔から「一麹、二もと、三造り」といわれているように、製麹は最も重要な工程の1つです。

仕込み

麹に水と蒸米を加え、清酒のもととなる酒母をつくります。

酒母はアルコールを生成するために必要な酵母を培養する目的でつくられます。

この酒母に麹、水、蒸米を加えて「三段仕込み」と呼ばれる手法で醪(もろみ)をつくります。

発酵・搾り

徹底した温度管理のもとで発酵をおこないます。

朝夕2回の櫂入れと検温、朝の櫂入れの際にはもろみの濾液を採って日本酒度とアルコール度数、酸度などを分析します。

発酵後はもろみを搾って清酒と粕に分離する「上槽」と呼ばれる作業をおこないます。

瓶詰め

適温に熟成した日本酒を瓶詰めします。

この際にも味の変化や劣化を引き起こさないように徹底した温度管理をおこなっています。

衛生面に細心の注意を払い、丁寧に瓶詰めされた日本酒が出荷されます。

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