• ホーム
  • 第五回 東北食べる通信さんコラボページ

今月の食材に合う、
東北のお酒が飲みたい!

【今月のお酒】りんご屋まち子のアップルシードル

金紋秋田酒造 日本酒

中野圭さんのホタテに合うシードルはこちら

りんご屋まち子のアップルシードル

りんご屋まち子のアップルシードル
750ml

岩手県 蔵元地図
スリーピークス外観

生まれ育った大船渡に帰る
スリーピークスの代表である及川武宏さん家族は、東日本大震災から2年後、当時住んでいた埼玉県から及川さんの生まれ故郷である岩手県大船渡市に移り住みました。そして2013年5月、「新しい文化を創造する」という壮大な夢を掲げて事業をスタートします。夢の土台はワイン造りです。三陸沿岸地域をワインの産地にし、国内外から多くの観光客を迎えたい―。大きな夢も小さな一歩からということで、大船渡市内に土地を借りてぶどうを植えました。ぶどうが実るまでの間は、陸前高田市米崎町でりんご園を借り、りんごやりんごジュースを販売してきました。りんご園を借りたことで「シードル」造りという新たな目的もできました。

スリーピークス外観

地元のりんごを使ったシードル
2018年、念願だったワイナリーが完成し、シードルの醸造も始まります。瓶内二次発酵によるさわやかなガス感を特徴とし、乾杯シーンにピッタリな味わいを目指しました。三陸の海の幸との相性も抜群です。原料となるりんごはすべて樹齢30年以上の老木から収穫。手入れする手間はかかりますが、甘くて「濃い」りんごが育つとのこと。こうして完成したシードルは、リンゴ園で働く及川さんのお母様の名前から「りんご屋まち子」と名付けました。

りんご
りんご回収

伝えるべきは子供たち
及川さんのターニングポイントは、若い時にワーキングホリデーで訪れたニュージーランドのワイナリー。現地に点在するワイナリーには、海外からたくさんの観光客が訪れ、自然と国際交流が生まれていました。大都会でなくても、小さな田舎町でも、広い世界を体験できる場がある。それを日本の子供たちにも伝えたい。そんな想いが、生まれ育った町にワイナリーを作るという構想につながりました。

りんご回収

“やさしくなれるひととき”を届けたい。
「りんご屋まち子」シードルの特徴は、元気な泡と優しいりんごの香り、スキッとしたドライな味わい。言い換えれば、「さわやかさ」。そのさわやかな味わいが、忙しい日々のなかでも気持ちをリフレッシュさせるきっかけになれば。故郷の懐かしい景色を思い出しながら、やさしい気持ちになれる時間を過ごしてほしい。そんな及川さんの想いが詰まったシードルです。

アップルシールド酒画像

生産者からの推薦コメント

ホタテ生産者田中さん

シードルって甘ったるいイメージがあったんですけど、ここのは辛口で、ホタテとか海産物にぴったりなんです。
同じ大船渡にできたワイナリーなんで、きっと意識して作ったんでしょうね。
代表の及川さんとは震災復興の活動をしている時からの知り合いで、今でも俺が獲ったウニの殻をリンゴの木の肥料にして、それがシードルになったりいろんなコラボをしています。
ホタテと相性抜群の辛口シードルを、是非!

【ペアリングのミソ】海と大地の恵みを繋ぎ合わせた「岩手の風土」が脳裏に浮かぶ。

日本酒王子近藤

山に降る雨は大地の恵みを生み、またその水は海に注いで海の恵みも育てる。長く実をつけ続けてきた林檎はその土地のミネラル感を凝縮したような甘みを宿し、シードルにすることで爽やかな発泡感と軽やかなキレを作り出しています。
岩手の水が育てたホタテも、磯の香りを強く感じながらも透明感のあるみずみずしい味わいで、この両者が口の中で奏でるのは、まさに岩手の風土、と言えましょう。
ホタテの塩分と旨味が、シードルのドライさと酸味によってさらに際立ち、口福感を演出します。

中野圭さんのホタテに合うシードルはこちら

りんご屋まち子のアップルシードル

りんご屋まち子のアップルシードル
750ml

その他の東北の日本酒はこちら